物流センターの見るべきポイント、間違っていませんか?
物流センター見学の「ものさし」を持っていますか?
みなさんは他社の物流センターを見学されることはあるでしょうか。物流センターの視察を通じて他社の取り組み事例を知ることは非常によいことです。しかし、物流センターを見学しても、何がすごいのか、何がダメなのか「物流センターを判断するものさし」を持ち合わせていなければ、せっかくの物流センター見学の意味がありません。
最新設備を見るだけで終わらせない視点
また、物流センターの見学会でありがちなのが、最新鋭の自動化機器を見に来たというスタンスの人の多さです。目新しい設備であることから、新鮮な気持ちで見ることができることでしょう。しかし、それでは意味がありません。「自社は自動化機器を入れるほどの規模感じゃない」「投資対効果が見込めない」「どのような設備を入れるべきかわからない」極めつけは、「他社だからできるけど、自社では同じようにはできない」といった考えです。それではせっかくの物流センター視察の意味がありません。
物流センター視察のポイントは、最新鋭の設備導入だけではありません。 物流センターならではの特徴や強み、運営の将来性、そして事業成長への貢献度、その提供価値を理解することです。 これは物流現場を見ただけでは分かりません。 見て終わらせるのではなく、物流センターの責任者にこれらの質問を重ねることで、自社への「再現性の条件」を明確にする必要があります。 「すごかった」という感覚論で終わらせず、自社で同様のセンターを再現するために何をすべきかまで理解できれば、今後のセンター運営の改善が進みやすくなるでしょう。
2026年版!物流センター訪問時に見るべきポイント トップ3
ここで、ぜひみなさんに意識していただきたい、「物流センター訪問時に見るべきポイント トップ3~2026年版」についてお伝えします。
1.熱中症対策
2025年6月から企業の職場における熱中症対策が義務化されました。各企業でどのような熱中症対策をしているのかは非常に興味深いです。義務化前は、温度計は設置しているが、そこまで力を入れている企業は多くありませんでした。ここ1年で、庫内作業者の制服を空調服にすることで、採用活動につなげる取り組みをしている企業も増えてきました。
2.使用什器
主に搬送機器です。AGV・AMRのような自動化機器から、かご台車、6輪台車、手押し台車など多岐に渡ります。荷役時間の抑制やセンターの作業を効率よくするために、什器の選定などどのような工夫がされているのかという点もポイントです。
3.バースのスペース、利用状況
物流センターの運営開始から年月がたち、取り扱い物量や荷姿の変化にセンターの設計が合致していないことが、よく見受けられます。物量が増えバース数が足りない、車両の待機場所がない、バースはあるが、仮置きスペースに使われてしまい、荷待ち時間が発生している・・といったことがないでしょうか。
まとめ
物流センターの見学は「判断するものさし」を持ち合わせたうえで行うと、物流センター運営の理解がより深まるでしょう。ぜひ、本日から取り入れてみませんか。
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