拘束時間を月10時間減らす「配車」の見直し方

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玉川 豪史

株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティング 
物流ビジネス支援部
組織開発グループ 組織開発チーム チームリーダー チーフコンサルタント

運送会社を専門とする社会保険労務士・行政書士事務所に8年間勤務した後、船井総研ロジ株式会社に入社。労働者との間に問題を抱える中小運送会社に対し、労働紛争の解決や賃金体系の変更など、人事労務コンサルティングに従事している​​。

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配車は「労働時間の設計」である

配車とは、単に荷物と車両を組み合わせる仕事ではありません。ドライバーが「何時から働き始めるか」という労働時間を設計する仕事です。

拘束時間の削減が進まない物流企業の配車表を確認すると、積込みや荷卸しの時刻は細かく指定されているものの、出勤時刻はドライバーの個人判断に任せきりになっているケースが多々あります。

早出を生む構造的な問題と解決策

出勤時刻を委ねられたドライバーは、渋滞や遅延への不安から必要以上に早い出社を選択します。これは意識の問題ではなく、会社が始業時刻を設計していない構造上の問題です。

管理者が移動時間や点検・点呼時間を計算し、到着指定時刻から逆算した「適正な出勤時刻」を配車表に明記しなければなりません。

出勤時刻明記による拘束時間削減の成功事例

実際、ある運送会社で配車表に出勤・点呼時刻を明記する運用へ切り替えたところ、1人あたり毎日30分、月10時間の不要な早出が減少し、ドライバー10人の拠点で月100時間もの拘束時間削減に成功しました。さらに始業管理が明確になったことで、労務リスクの低減にも繋がっています。

まずは配車表の確認から始めよう

拘束時間を削るために、いきなり荷主交渉や運行ルートの大改修をする必要はありません。配車を「荷物の手配」から「時間の設計」へと変えること。

まずは明日、自社の配車表にドライバーの「出勤時刻」が書き込まれているか、確認することから始めてみましょう。

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物流ビジネス支援部
組織開発グループ 組織開発チーム チームリーダー チーフコンサルタント

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